明日葉

多年草で独特な風味をもつ、セリ科の植物

明日葉は、最近注目されている青汁の原料です。今日摘んだ芽が、明日には伸びるといわれるところから〈明日葉(あしたば)〉と名づけられました。その名の通り、明日葉の生命力は非常に強いものがあります。
明日葉は、房総半島・三浦半島・伊東諸島を中心とした太平洋岸に自生する、セリ科の植物です。多年草で大きな羽を思わせる三つ葉を持ち、茎は太く、丈は1m前後に育ちます。
明日葉は、葉と茎を食用とし、味は独特のクセがあります。そのためバター炒めやマヨネーズで和えることによって、クセを消す調理法が多くとられているようです。また特産地の伊豆諸島では、明日葉を椿油で揚げた天ぷらが名物料理だといわれています。

皮膚病や健胃などにも、効果を表すことが

明日葉の茎や葉を切ると、黄色い汁が出てきます。この汁には〈カルコン〉という成分が含まれており、ポリフェノールの一種だそうです。このカルコンという成分は、血行改善による脂肪代謝の促進してくれます。そのためメタボ対策に利用することもあるようです。
しかも明日葉の〈カルコン〉には抗菌作用もあるようです。黄色ブドウ球菌と表皮ブドウ球菌など、化膿性炎症の原因となる化膿菌に対して抗菌作用があります。そのため、アトピーなどの皮膚病には、効果を表すことがあるようです。
また〈カルコン〉には、胃酸の分泌を抑えたり、アレルギーを抑えたりする作用があると聞きます。さらに〈カルコン〉は発ガンの促進作用を抑えたり、あるいは血液の粘着や凝固を抑えて血栓ができるのを抑えたりする作用などがあることもわかりました。
これらのことからわかるように〈カルコン〉には、人間の身体に実に有益な要素が含まれているのです。しかも〈カルコン〉は、明日葉には多量に含まれますが、他の植物にはほとんど含まれません。そのため明日葉のならではの特長だと言えるでしょう。

骨粗しょう症や高血圧にも有益に働く

また明日葉には、セリ科植物がもつ〈クマリン〉も含まれています。〈クマリン〉は、アルツハイマー型痴呆症を予防する効果があるといわれているようです。この〈クマリン〉は〈カルコン〉同様、抗菌作用があります。
明日葉はカルコンやクマリンだけでなく、さまざまな有効成分があります。たとえば、カリウムやカロチン、ビタミン B 群などの成分。これらは青汁に使われ、豊富な栄養素で知られるケールや、ほうれん草などの青菜と比較しても圧倒的です。また明日葉は、良質のタンパク質を含んでいることも明らかにされています。
それでは最後に、明日葉が有益に働く、病気や症状をまとめておきます。これらの病気や症状をもつ方は、一度明日葉を使った青汁のよさを試してみてはいかがでしょう。

《明日葉が有益に働く、病気や症状》
● アレルギーをはじめとする皮膚病
● 骨粗しょう症
● 高血圧
● 貧血
● 冷え性
● 便秘
● 健胃効果
● 血液をさらさらにする効果
●セルライトを解消する効果

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