ケール

キャベツの原種。欧米では料理にも

青汁の成分といえば、まず浮かんでくるのがケール。地中海沿岸が原産のアブラナ科の植物で、キャベツの原種だそうです。イタリアでは、2000年前からケールは食べられており、そのケールを改良してつくったのが、カリフラワーやブロッコリー。日本にやってきたのは江戸時代で、明治の初期に数品種が入ってきたようです。

欧米ではケールを野菜として扱い、サラダやロールキャベツのような料理に使っています。ただ日本ではクセの強い味のせいか、野菜として使われることはほとんどありません。青汁の生産のためにつくられている、植物です。

血糖値や、コレステロール値の改善に

ケールは最近の食生活に不足しがちな、食物繊維が含まれています。トマトの4倍の食物繊維を含んでいるため、便秘を改善してくれるはずです。また食物繊維は、糖尿病の予防や治療に非常に役立ちます。なぜなら、腸からの栄養素の吸収を遅らせる働きがあるからだそうです。その結果、食後の血糖値が少しずつ上昇します。それが身体の負担にならず、よいのではないのでしょうか。しかも食物繊維が排泄されるとき、糖分もわずかながらいっしょに排泄されるそうです。血糖値が高い方には、うれしいことばかりですね。

またケールの葉緑素には、造血作用や血管内にできる血栓の予防効果があるそうです。そのため、高血圧の予防や改善やコレステロール値の改善などにも効果があるといわれています。

さらにケールには、活性酸素を除去する効果もあるようです。生活習慣病の予防や改善はもちろん、女性にはうれしいアンチエイジングへの効果も期待されています。

鉄分はにんじんの4倍、ビタミンEは青ピーマンの3倍

もちろんケールは、カロチンや鉄、カルシウムやリンなどのビタミンやミネラル類も豊富に含んでいます。マルチビタミン、マルチミネラルの野菜だと言ってもよいでしょう。

まずはビタミン。三大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)の吸収を助けるというビタミンB群は、自律神経のバランスを整えるのにも役立ちます。このビタミンB群がたっぷり入っているのがケールです。またビタミンCはみかんの2倍、ビタミンEは青ピーマンの3倍近く含んでいます。

さらにケールはミネラルも豊富。カルシウムは、牛乳の約2倍含んでいるといいます。さらにマグネシウムは小松菜の約3.7倍、カルシウムは枝豆の約3.8倍、鉄分はにんじんの約4倍もあります。これらからわかるように、ケールは現代の日本人には欠かせない食品であることは、間違いありません。

最後にケールを摂ると、どんな病気や症状に有益に働くのか。それをまとめてみました。これらの病気や症状をもつ方は、一度ケールを使った青汁のよさを試してみるとよいと思います。

《ケールが有益に働く、病気や症状》
●高血圧
●糖尿病
●動脈硬化
●脳卒中
● 心筋梗塞
● 肝炎
● 胃潰瘍
● 気管支ぜんそく
● 痔
● アンチエイジング

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